あらたな眼鏡アニメ
昨日撮りためてたアニメの寄生獣を一気見。
シンイチの変化をビジュアルで表す小道具としての眼鏡だったのか。
つまり、人間性の一部=眼鏡。
眼鏡に対するイメージは理性的なものが大半だが、
ここでは人間の肉体的弱さの発露、その防衛装置としての眼鏡。
むしろ、なんで原作では眼鏡じゃないのかと思うほど良い改変。
おそらく当時は今ほど眼鏡びいきな社会じゃなかったってのもあるのかも。
眼鏡をかけると普通の少年にならない。
あとは作者の好みが一番大きいか。ビジュアル重視の作者じゃないしなぁ。
ビビッドレッドオペレーション
2話まで観た所感。
ストーリーの感想は二の次にします。
オープニング
アニメにおける撮影手腕って、OPにおけるスタッフ名テキストが現れるモーションタイポグラフィに現れる気がする。
このアニメもタイトルのイメージと曲調に合ったモーションタイポグラフィでかっこいい。
Read more…?
アニメにおける撮影技術の変遷
って、職業柄気になるんだよなー。
デジタルコンポジットが主流になり成熟した今、撮影の技術の善し悪しが作品に与える影響は大きくなっているし…
とはいえ、なかなかそんなニッチな視点でアニメを評価する人はいないわけで。
いないならここでアニメ備忘録として自分なりに分かる範囲で書いて行こうかと思った次第。
京アニは日本の宝やで
まぁ今更いうまでもないかもしれないが、今期の京アニオリジナル作品『たまこまーけっと』を観て驚愕。
すべてのカットにおいて実写的なカメラ視点が意識されていて、他社作品のようなテレビアニメ的なカットは皆無。
捨てカット無しの作画クオリティの統一も流石の一言。自社内注体制の強みというだけでは足りない何かがある。
特にオープニングの作画は京アニの本領大爆発。ロトスコープ(実写映像トレース)並のリアリズムがありながら、ロトスコープ独特のヌルヌル感はまったく感じないので、この技術は使っていないと思われるが…
手描きでどーやったらこんな作画ができるのか…!感嘆のため息と共に武者震いすら憶える。
海外じゃ3Dアニメーションが主流な中、よくぞここまで…!
2D作画の境地、ここに極まれり。