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一部抜粋 > INTERVIEW:なぜ生き物は旅をするか? 世界一のウナギ博士・塚本勝巳と生命のロマンに迫る « WIRED.jp

science  2012/11/30

野生生物と真剣に向き合っている研究者だからこその発言。

野生生物なんて、どんどん絶滅しています。でもそれは野生生物にとっては当たり前のことなんです。だから、絶滅させてはいけないなんて言われますけど、絶滅するのが野生生物なんです。
──どういうことですか?
適応の範囲が狭いということです。その代わり、環境が当たれば大繁殖する。そういう戦略で生き残ってきたわけだから、環境が変われば、野性生物が絶滅するのは当然なんです。
──それが、自然だということですね。
人間にとって、野生生物は大事だ、一種たりとも滅ぼしてはいけないという暗黙の大前提があります。でも野生生物は絶滅するようにできているので、そういう自然観や生命観ももたなければならないと思います。ただ単に、かわいそうだからとか、人間の存続のために地球の仲間を殺してはいけない、なんていうセンチメンタリズムや身勝手なエゴイズムだけではいけない。野生生物は厳しい自然の掟のなかで生きているわけですから、それも知っておくべきです。それを知ったうえで、人類がこの地球上でうまく生き延びる手立てを考えたほうがよいと思います。

引用元: INTERVIEW:なぜ生き物は旅をするか? 世界一のウナギ博士・塚本勝巳と生命のロマンに迫る « WIRED.jp.

他の部分も大変興味深いんだけど、上記の部分が九井諒子さんの作品集『竜の学校は山の上』の中の表題作「竜の学校は山の上」のテーマと被った。

作品内のキャラにも教えてあげたいな。

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